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SPF JAPAN SPF Swine Assoc.日本SPF豚協会

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日本SPF豚協会とは

日本SPF豚協会は1969年10月、SPF養豚の普及を目指し、農水省家畜衛生試験場(当時)の主導のもと、地方自治体や民間研究機関、生産者などが協力し、任意団体とし設立されました。SPF豚生産システムの基本となる5つの生産ピラミッドのもと、正会員(認定農場)、特別会員、賛助会員、名誉会員で構成されています。
創立以来、非営利の任意団体として、さまざまな事業を行ってきましたが、2004年10月に念願の法人化を果たし、「有限責任中間法人日本SPF豚協会」が設立されました。その後法改正に基づき、2008年12月1日から「一般社団法人日本SPF豚協会」となりました。2019年には創立50周年(設立15周年)を迎えました。
事業はすべて会員からの会費、認定料などで賄われています。
現在、協会が認定しているSPF豚農場は176、飼養母豚頭数は74,481頭です(2023年3月現在)。これはわが国全体からみると、農場数では約5%、母豚数では9.7%を占めており、肉豚出荷頭数は約10%と推定されます。
協会の骨格ともいえる生産ピラミッドは次の通りです。

●全農畜産サービス株式会社
●株式会社 サンエスブリーディング
●株式会社 シムコ
●日本農産工業株式会社
●ホクレン農業協同組合連合会

日本SPF豚協会はこんなことをしています

SPF養豚に関する技術の開発と普及

SPF豚作出技術、豚の病気に対する診断技術、飼養管理技術、防疫管理、設備や装置の開発などを会員の協力の下で進めています。

SPF豚農場認定事業

SPF養豚が普及するにつれて、SPF豚農場の考え方を統一し、基準を定めてSPF養豚方式の正しい発展をめざすことが極めて重要になってきました。そこで、日本SPF豚協会はSPF豚農場認定基準を制定し、それにもとづいてSPF豚農場認定制度を1994年に発足させました。この間、認定制度の骨格となる「SPF豚農場認定規則」は何度か改正され、現状に即した適正な運用ができるようにしています。
認定農場は認定基準をクリアしているかどうかの審査を受けなければなりません。協会内のSPF豚農場認定委員会(学識経験者、SPF養豚の指導者及び生産ピラミッド選出委員によって構成)がその審査に当たります。審査に合格した農場には「SPF豚農場認定証」(有効期限1年間)が発行されます。

豚疾病の野外調査

豚の病気は新しいものが外国から侵入したり、古い病気が復活したり、あるいは今まであった病気が鳴りをひそめたりと、刻々変化します。これらの現実の姿 を常になるべく正確に把握しておくために、野外調査を怠らないよう心がけています。

会報の発行

日本SPF豚協会の行事の連絡や活動内容の紹介、技術や知識の普及、会員相互の情報交換、会員外読者との情報交換や意思の疎通などを目的として「目本SPF豚協会だより」を年4回発行し、無料でお配りしています。
バックナンバーは当ホームページでもご覧いただけます。

「国産SPFポークセミナー」の開催

毎年1回(秋)「国産SPFポークセミナー」を開催しております。どなたでもご参加いただけます。SPF養豚の実状や最新の養豚技術の紹介、また消費者や流通関係の方々に生産されたSPFポーク の品質や風味を知ってもらうことを主眼に開催しています。メインテーマの設定は年ごとに異なりますが、そのとき最も関心を集めると思われるものをとりあげます。セミナー後の懇親会では、SPFポークのしゃぶしゃぶやハム・ソーセージ類を提供、SPFポークのおいしさを実感しつつ、意見交換や親睦を深めていただけます。

ちくさんフードフェアなどへの出展

SPFポークのおいしさを広く知っていただくための普及・促進活動として。さまざまなイベントへ参加に参加しています。毎年秋に神奈川県川崎市で開催される「ちくさんフードフェア」にも出展、SPFポークを使ったしゃぶしゃぶの試食やSPF加工品が当たる抽選会などを実施しています。しゃぶしゃぶの試食は毎年大好評で、協会ブース前は長蛇の列となります。

こども食堂等への豚肉提供

食育教育の一環として、千葉県内の認定農場にご協力いただき、県内こども食堂ネットワークに豚肉を寄贈しています。SPFポークのおいしさを実感してもらい、SPFポークへの理解を広めるための活動としてさらに協力の輪を広げていきます。

日本SPF豚協会の歴史

昭和30年代、日本経済は急成長を遂げ、それにともない豚肉の需要が大幅な伸びをしめしましたが、当時、わが国に飼育されていた豚は生産性の低い中ヨークシャーやバークシャーなどの中型種でした。そこで昭和30年代の中頃から生産性の高い大型種(ランドレース、大ヨークシャー、ハンプシャー、デュロックなど)が種豚として多数輸入されました。これにより、わが国の豚の品種改良は急速に進歩を遂げましたが、同時に当時の日本には発生がみられなかった慢性伝染病の蔓延を許してしまったのです。ちょうどこのころ米国で開発されたSPF養豚の技術が日本にも紹介されました。昭和38年、農林省家畜衛生試験場(当時)にSPF研究班が組織され、SPF豚の作出技術の開発研究がスタートしました。そして第1号のSPF豚が昭和40年に誕生しました。その後、SPF豚の作出は試行錯誤を繰り返しながらも着実に進められました。作出されたSPF豚は実験動物として研究に活用される一方、養豚産業への応用が民間との共同研究によって進められました。そして、実用を目的としたSPF豚農場が昭和43年に誕生しました。昭和44年には任意団体として、日本SPF豚協会が設立されました。

しかしながら、SPF養豚の普及は遅々として進まず、SPF豚を断念するところも出てきました。当時は経済の高度成長期でもあり、SPF豚でなくとも作れば売れる時代でした。また、一方ではSPF豚のような“箱入り娘”は病気に弱く、実用価値に乏しいという根強い誤解もありました。昭和40年代から50年代前半にかけて、SPF養豚は冬の時代だったといえるかも知れませんが、今ふりかえってみるといろいろな失敗をのりこえて技術を蓄積する貴重な時間だったように思われます。

昭和50年代後半になるとSPF豚の有利性が徐々に理解されるようになり、SPF豚農場の数も増加し始めました。これにともない、自称SPF豚や無菌豚などの表示が豚肉販売店に目立つようになり、消費者の正しい理解を損なう恐れがでてきました。そこで、日本SPF豚協会は「SPF豚農場認定制度」を創設することによって、SPF養豚の正しい理解と普及をめざすことにしたのです。SPF豚農場認定制度は平成6年に発足し、現在に至っています。

一般社団法人日本SPF豚協会
代議員名簿

令和6年1月現在

<地域選出代議員>

北海道地区

山中 茂樹 ㈲山中畜産
日浅 文男 ㈲道南アグロ

 

東北地区

布施 久  ㈲ふなばやし農産/青森県
及川 徳康 ㈲ケイアイファウム/岩手県
高橋 充好 ㈲胆沢養豚/岩手県
冨田 晃章 全農畜産サービス㈱東日本原種豚場/岩手県

 

関東地区

矢吹 和人 ㈲常陸牧場/茨城県
下山 正大 ㈲下山農場/千葉県
高橋 秀樹 ㈲ピギー・ジョイ/千葉県

 

中部・北信越地区

澤村 賢治 JA全農長野SPF繁殖センター/長野県

 

近畿・中・四国地区

宇留野 勝好 ㈱西日本ジェイエイ畜産/鳥取県
池田 員美 ㈱七星食品/愛媛県

 

九州地区

平 芳紘  ㈲芳寿牧場/長崎県
高橋 真之 ㈱ファームテック/宮崎県
新留 札男 ㈲新留養豚/鹿児島県

<ピラミッド選出代議員>

坂口 一平 全農畜産サービスピラミッド
下山 安  サンエスブリーディングピラミッド
増穂 賢志 シムコピラミッド
金内 一浩    ホクレンピラミッド
大関 輝男 日本農産工業ピラミッド

役員名簿

令和5年6月現在

会 長  鷺谷 敏一  全国農業協同組合連合会
副会長  坂口 一平  全農畜産サービスピラミッド
副会長  増穂 賢志  シムコピラミッド
理事   下山 安      サンエスブリーディングピラミッド
理事   金内 一浩  ホクレンピラミッド
理事   大関 輝男  日本農産工業ピラミッド
理事   矢吹 和人  ㈲常陸牧場
理事   日浅 文男  ㈲道南アグロ
理事   下山 正大  ㈲下山農場
理事   宇留野 勝好  ㈱西日本ジェイエイ畜産
理事   高橋 真之  ㈱ファームテック
専務理事 小林 一彦  日本SPF豚協会
監事   川島 力
監事・顧問 北島 克好
名誉会長 赤池 洋二

SPF豚農場認定委員会委員名簿

令和5年9月現在

<学識経験者委員>

委員長  濵岡 隆文  一般財団法人 生物科学安全研究所顧問
副委員長 山田 俊治  一般財団法人 生物化学安全研究所
岩村 祥吉
小礒 孝   一般社団法人日本養豚協会参与
林 哲

<ピラミッド選出委員>

飯田 恭久  全農畜産サービスピラミッド
靏 光博   サンエスブリーディングピラミッド
上大迫 秀作 シムコピラミッド
斎野 仁   ホクレンピラミッド
櫻井 忠   日本農産工業ピラミッド

<協会選出委員>

小林 一彦
櫻町 恭子

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